大阪ライオンズクラブ20周年記念誌より
結成20周年を迎えて 会長 L北野精一
わが大阪ライオンズクラブは、このたび目出たく満20年の誕生日を迎えることになりました。会員の皆さまと共に、ご同慶に堪えません。これも偏に先輩ライオンズ諸氏ならびにブラザークラブの皆さまをはじめとして私どもクラブ全会員の一致協力の賜と存じます。これらの方々に心から謝意を表明する次第でございます。
クラブの歴の抄録によりますと、わが大阪ライオンズクラブは、1953年4月16日 日本第4番目のクラブとして誕生、スポンサー神戸C、チャーターナイトは1953年7月22日、チャーターメンバー45名、1954年に名古屋C、岡山C、1958年に大阪東、大阪南、大阪梅田、大阪道頓堀の6Cをスポンサーした、とあります。20年の年輪の深さと重さを振り返ってみますと、まことに感慨新たなものを覚えます。
この間、草創期において筆舌を越えたご苦労をされた初代会長L進藤竹次郎をはじめとし、歴代会長がライオニズムを基盤とした力強い創造力と温かい指導力を遺憾なく発揮せられ、お陰をもちましてわが大阪ライオンズクラブはここに大きく発展し、遂年活発な躍進を続けて来ることが出来ました。
しかしながら、いまやライオンズ世界人口は100万人に到達するといわれ、わが国において96,024名、クラブ数1,731。302W−1地区113クラブ、7,891名。わが大阪市内のみをみても、そのクラブ数47、会員数3,728名(1973年1月31日現在)。わが大阪ライオンズクラブがこれら国際協会の一員として、「ライオンズクラブ国際協会の目的」をいちいち遂行することに真摯な努力を重ねますものの、それは決して容易なものではございません。
例えば「クラブ内の友情、親善、相互のきずなによって融和をはかる」ことは、単一クラブ内に於ては容易でありますが、「世界の人々との間に相互理解の精神をつちかい、発展させる」ことは、そのチャンスが少ないのではないかと思われます。今回、国際会長がわが大阪ライオンズクラブ20周年式典にはるばる来日臨席されることは、世界の多くのライオンズに私ども大阪ライオンズクラブが紹介される良き機会でもあろうかと期待しております。まことに意義深いものがあります。
次にフリードリックス国際会長にお願い致します。国際会長は、米国で生れたライオンズ国際協会を真のインターナショナルなライオンズクラブに育てたいものと、常々念願されているやに承っております。どうか、今回のご来日を機会に、わが大阪ライオンズクラブのみならず、日本のライオンズの多くを広く世界のフェローライオンズにもご紹介下さることを私どもはお願いするものであります。
そのことによって私どもは、世界中に新しいフレンド・シップを期待し、且つ深めて参りたいと念願するからであります。このところ、わが国も漸くその進むべき流れは福祉優先に指向されております。その実現は決して天与のものでもなく、またひとり政治や経済の力に依存するものでもありません。寛容の精神のもとに、主義主張を超えた人間の温かい善意が期待されるといわれております。社会的、政治的偏見や自己の経済的利益を超越して地域社会の改善と住民福祉の向上によりよく奉仕することが望まれています。
その実現こそライオニズムの実践であろうかと考えられます。私どものクラブもこの20年間数々のアクティビティを重ね、物・心両面に亘る誠意ある奉仕を実践して来たと自負してはいますが、私どもはなお謙虚に自戒し、いかにして社会福祉に最大級の貢献をするであろう奉仕があるか、また日本のライオニズムはいかにあるべきか、それらの課題を熟考すべき時であると私は愚考いたします。
1クラブの力は、いまや社会発展のテンポからみれば小さくなりつつあります。幸い、大阪市内だけをみても、ブラザークラブ数は47、単一クラブの活動が原則ではありますが、問題のとらえかたや奉仕の規模によっては、目的を一に理解し合うことを前提にするなら、全市協同や数クラブ協力の活動もまた一考されてよいのではないでしょうか。また、単一クラブが意義ある奉仕活動を毎年継続的に行うことも必要にしてかつ有意義ではないでしょうか。わが大阪ライオンズクラブも20年を契機として、自戒と反省を深めつつクラブメートとともに大いに語り合い、新たな理解のもとに将来の大発展を期したいものであります。
なお、20年の歴史をかえりみますと、地区キャビネットの構成メンバーとしてわが大阪ライオンズクラブから、国際理事2名、地区ガバナー5名、デピュティガバナー8名、ゾーンチェアマン2名、その他各種委員長、地区幹事、地区会計を含め20数名が、各年次に亘って選出され献身的に協力してまいりました。年々、わがクラブはライオニズム高揚に大きな役割を果して来たといえましょう。今後の会員構成につきましては、最も肝要事でありまして従前以上に若き獅子を大いに歓迎し、ライオニズム発揚を精神として、それを理解し、高揚するこれらの新人の台頭こそさらに新しい大阪ライオンズクラブの発展があろうかと愚考いたします。それこそわがクラブが30年、50年、さらに100年の未踏の将来への大いなる拡がりにつながる所似であると私は信じて疑いません。
わが大阪ライオンズクラブ20周年記念式典を挙行するに当たりまして、遥々来日して下さいました国際会長Lジョージ・フリードリックスご夫妻を迎えて錦上一段と花を添えて頂き、まことに有意義な行事を実現することが出来ましたことを重ねて厚くお礼申しあげます。結成20周年式典に当たりまして、いささか所感を述べて私の挨拶といたします。



copyright (c) 2003. osaka-lionsclub. all rights reserved.
www.osaka-lionsclub.jp